ゴードン・メソッドとは


ゴードン・メソッドとは、米国の臨床心理学者トマス・ゴードン博士によって始められたコミュニケーショントレーニングプログラムです。臨床心理学、発達心理学、教育学などの研究成果を基礎として作られました。

ゴードン博士のコミュニケーション

ゴードン・メソッドの3つの基本的な方法とは

①聞く

相手が何か悩んでいるときに、相手自身が解決できるように手助けする聞き方をします。


②話す

自分の気持ちや考え方を素直に伝えます。


③対立を解く

自分と相手の欲求や価値観が対立したとき、お互いが満足できる解決策を探します。


体験学習が中心のプログラムとは

ゴードン・メソッドの概念や内容を頭で理解するだけでなく、実際に声に出して練習するなど、体験学習を重視しています。親子、教師と生徒、上司と部下などの役を受け持ち、会話(ロールプレイ)をすることで、お互いの気持ちを実感したり、グループディスカッションでより理解を深め、講座で学んだ方法を日常的に使えるようにしていきます。ゴードン・メソッドの講座は、日常で使えるようになることを重視しています。

ゴードン博士のコミュニケーション講座

ゴードン・メソッドのエッセンスを6時間でお伝えする講座です。

あらゆる人間関係において、お互いに分かり合えるようになるために、「聞き方」「伝え方」をワークショップ形式で学びます。親子関係はもちろん、家族、職場、学校現場、介護や医療現場など、あらゆる人間関係に応用可能な理論と実践を学ぶことができます。社員研修、新人研修などに最適です。


トマス・ゴードン博士(1918~2002年)

1999年に、アメリカ心理学財団から「心理学を公共の利益に役立てることに長年貢献をした人」として、ゴールドメダル受賞という栄誉を得ました。その表彰状には次のように記されています。

「トマス・ゴードンは、親密で永続的な人間関係を築き維持していくためのひとつのモデルを創り上げた。人間関係についての抽象的な概念を具体的な行動の技法(スキル)という形に変え、それを一般大衆の手に届くものにしたことによって、彼はまさに”心理学を人々に贈った”と言える。」